本紹介「絶歌」感想

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みなさんこんにちは。

今回は今までとは違う系統の作品ですね。

有名な1997年神戸連続児童殺傷事件(別名酒鬼薔薇聖斗事件)の犯人少年A執筆の作品です。

僕も1997年生まれなのでもう20年も前の事件なんですね。

僕もテレビや本でしか事件のことを知りませんが、当時はものすごい衝撃が日本中に走ったと両親から聞いたことがあります。

この本は発売日当日に本屋さんで買った記憶があります。

早速感想やらなにやら書いていきますね。

あらすじ

1997年6月28日。
僕は、僕ではなくなった。

酒鬼薔薇聖斗を名乗った少年Aが18年の時を経て、自分の過去と対峙し、切り結び著した、生命の手記。

「少年A」――それが、僕の代名詞となった。
僕はもはや血の通ったひとりの人間ではなく、無機質な「記号」になった。
それは多くの人にとって「少年犯罪」を表す記号であり、自分たちとは別世界に棲む、人間的な感情のカケラもない、
不気味で、おどろおどろしい「モンスター」を表す記号だった。

Amazonより

この作品はノンフィクションです。実際にこの事件を知らない人が読んだらほんとにびっくりしますよね。

1997年で中学二年生=14歳でそこから20年を足すと元少年Aは34歳になっているということになりますね。

34歳なんていい大人です。

そんな人が事件から何年もたった今何を綴っているのでしょうか。

気になったところをピックアップしていきたいと思います。

 

文体が村上春樹っぽい

一番強く印象を受けたのはここですね。

比喩の仕方だったり、感情の表現の仕方がものすごく村上春樹に似ています。

というか、引用レベルです。

村上春樹の作品を読んでいる人ならわかるかと思います。

元少年Aは小説を読み漁っていた時期があったようです。

書く力はそこで身に着けたのでしょう。いろんな方の表現方法を参考にしているんでしょうね。

それにしても、というところはありますが。

 

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前半の自己陶酔

特に前半は村上春樹調に自己陶酔のようなものがひしひしと感じました。正直、読んでて全くいい気持ちはしませんでした。わかることとは思いますが特に前半はグロテスクな表現が多々あります。

 

後半はリアル

後半は前半を踏まえての元少年Aのストーリー。こっちは多少感情移入しやすくなっいる気がします。殺人を犯してどのようにその後を過ごしてきたのか。仕事は?友人関係は?家族は?色々な人に支えられながら生きていく少年Aの本人なりの葛藤などが綴られています。

 

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殺人者の異常な感情と人間的な感情

祖母の死をきっかけに心の歪みが発生し、事細かに自分がしてきた事が綴られていました。一般的な感性を持った人には想像もつかないような行動、それを経て、更生しようと奮闘し人間的な感情が見え隠れして常に衝撃が止まりませんでした。

 

まとめ

終始、衝撃が止まらない作品となりました。

本当にノンフィクションなのかな?と事件の名前程度にしか知らない僕にとってはとてもサイコパス過ぎましたし、文章が練りこまれていたように思いました。

最後の被害者への謝罪の文は僕にはどのように受け取ったらいいかわかりませんでした。

これをきっかけに被害者の方の気持ちを綴った本もあるようなのでそれらも読んでみたいと思いました。

この本で綴られている文章、言葉がどこまでが本当で、どこまでが本心なのか、穿った読み方となってしまいましたが、この本に書かれていることがすべてではないのだろうなと読んでみて思いました。

正直、どんな人にお勧めしていいかわからない作品ではありますが興味のある方はいかがでしょうか。

 

以上、ぽんさんでした。

 

 

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本当に平凡な人の読書感想や旅行のおすすめポイントなどをまとめたブログです。たまに語りだしたりしちゃいます。ちなみによく聞かれますがこのブログの読み方は「ぽらいふん」です。