『放課後の音符(山田 詠美)』感想

スポンサードリンク

みなさんこんにちは。ぽんさんです。

今日は放課後の音符を読んだのでその感想を書いていこうかと思います。

久々に古本屋さんに行って目に留まったので買ってみました。

 

では、さっそく。

あらすじ

大人でも子供でもない、どっちつかずのもどかしい時間。まだ、恋の匂いにも揺れる17歳の日々―。背伸びした恋。心の中で発酵してきた甘い感情。片思いのまま終ってしまった憧れ。好きな人のいない放課後なんてつまらない。授業が終った放課後、17歳の感性がさまざまな音符となり、私たちだけにパステル調の旋律を奏でてくれる…。女子高生の心象を繊細に綴る8編の恋愛小説。

-Amazonより-

今この記事を書くために調べて初めて知りましたが、出版されたのは1995のようですね。僕が生まれる前の作品ですね。びっくりです。

ではいくつか気になったところを上げていきたいと思います。

 

スポンサードリンク

『17歳の私』と『トモダチ』や『センパイ』を軸の短編集

この作品には8つの物語があります。

幼馴染に恋をしてしまう『私』。

恋愛に興味はあるけど好きな人がまだ見つからない『私』

それぞれ8人の『私』には作中に名前ができません。

そして、物語の中に登場するもう一人の主人公たちがそれぞれ存在します。

同じく幼馴染に恋心を持っている『トモダチ』だったり。

彼女がいる男子にばかり手を出す『クラスメイト』だったり。

10歳年上の音楽教師と男と女の関係になってしまう『センパイ』だったり。

彼女たちには名前はありますが全て『カタカナ』で表記がされています。

この表現が非常に作品の世界に入り込みやすく、男性の僕も『17歳の私』として小説の世界に入り込んでしまいました。

ページ数も200ページ弱しかなく、その中に8つの物語が入っているとなると単純に割っても1作品20ページほどしかないです。

短い文字数でここまで物語に入り込めるのは本当に素晴らしい作品だと感じました。

 

『トモダチ』や『センパイ』がめちゃめちゃロマンティック

もう立ち振る舞いや言い回しすべてが大人でロマンチストです。

作中に出てくる『トモダチ』や『センパイ』は最高齢で18歳です。

とても、高校生には見えない立ち振る舞いを見せてくれます。

これが女子高生の理想の『大人』なのでしょうか。

踵の高いヒールを履いたり、たばこをふかしたり、バーでお酒を嗜んだり。

とにかくみんなセリフがポエマーで読んでいて色んなとらえ方をできるような作品だと思います。

 

スポンサードリンク

まとめ 『17歳の私』の理想の大人とは。

今回20年以上前の作品を読ませていただきました。

出版されたのが1995年。今この記事を書いているのは2018年です。23年の年月が過ぎています。

作中の主人公たちは皆、17歳です。

今の年から逆算すると今年ちょうど40歳になっていますね。

23年も前になるとケータイ電話も普及してないでしょう。

そんな時代に生きていた彼女たちの『理想の大人』とはどのような人物像だったのでしょうか。

踵の高いヒールを履くことでしょうか?

お酒を優雅に嗜むことでしょうか。

おしゃれに煙草を吸うことでしょうか。

愛した男の人と寝ることでしょうか?

どれも正解であって正解ではないように思えます。

作者が伝えたい『大人』とは、『自分の生きたいように生きる』ということだと思います。

高校生の時は『校則』や『親』などの『絶対的規制』が付きまとってきます。

それが高校を卒業し、20歳を超えると最低限の国が定めた法律に則れば自由に生きていけるのです。

学生時代、その自由にあこがれを抱く人は多いかと思います。

そんな人たちに向け、作者は『自分の生き方』をこの作品を通して伝えたかったのかなと僕は感じました。

逆に、『自分の生き方』を見つけられた人たちにも当時の『もどかしい自分』を思い返してくれるような作品ではないでしょうか。

 

僕はそのようにこの作品を読んで感じました。

いやぁ学生時代って本当に人生の中でものすごくかけがえのない時間ですね。

 

以上ぽんさんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

スポンサードリンク

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

本当に平凡な人の読書感想や旅行のおすすめポイントなどをまとめたブログです。たまに語りだしたりしちゃいます。ちなみによく聞かれますがこのブログの読み方は「ぽらいふん」です。