『黄色い目の魚(佐藤 多佳子)』感想

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みなさんこんにちは。ぽんさん@pon_5207です。

今回は、佐藤多佳子さんの『黄色い目の魚』です。

初版が平成17年なのでもう10年以上前の作品なんですね。

10年たっても全く色あせない青春恋愛小説だと思います。

以前佐藤多佳子さんの『サマータイム』を読んだことがあってものすごく印象に残った作品だったので古本屋さんで購入しました。

ではさっそく紹介していきます

 

表紙

気になる表紙がこちら

白と青の境目は水平線でしょうか。この作品の舞台は神奈川県鎌倉市や藤沢市が主になっています。

それを考えるとこれは海なのでしょうか。

一見殺風景に見えますがきっと様々な登場人物の情景を現した表紙になっているんだという深読みをしています笑

 

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あらすじ

海辺の高校で、同級生として二人は出会う。周囲と溶け合わずイラストレーターの叔父だけに心を許している村田みのり。

絵を描くのが好きな木島悟は、美術の授業でデッサンして以来、気がつくとみのりの表情を追っている。

友情でもなく恋愛でもない、名づけようのない強く真直ぐな想いが、二人の間に生まれて――。16歳というもどかしく切ない季節を、波音が浚ってゆく。青春小説の傑作。

-Amazonより-

このあらすじ表現で一番好きなのは、16歳というのを『季節』として表現していることです。

確かに、16歳、高校生っていうのは春のように暖かく、夏のように激しく、秋のように穏やかで、冬のように冷たい時期だとこの作品、あらすじを見て僕も思いました。

 

登場人物

主要登場人物を紹介していきます。

木島

高校生。おそらく表紙右の男の子。

小学生の時、母親と離婚したテッセイと物心ついてから初めて会い、その際テッセイからデッサンを教わるとそれからずっと人の顔のデッサンを書き続けている。

あくまで線画にこだわり、絵にはまって以来母親からは怪訝な目で見られている。

高校の美術の授業で村田みのりの顔のデッサンをして以来、彼女に釘付けになってゆく。

テッセイ(木島哲生)

悟の父親で、約8年前に母親とは離婚しているらしい。急に子どもに会いたいと電話をよこしてきて悟と会うことになる。

そこで悟にデッサンの基礎を教えた張本人。

かなり謎が多いキャラクター。

村田みのり

高校生、おそらく表紙左の女の子。小学生の時は男子より活発でだれよりも男勝りな性格。

その性格のせいで家族からも敬遠され、高校生になった今は他人に迷惑を掛けないよう生きている。

画家であり叔父の小幡通のアトリエに入り浸る。

絵をかくのは苦手だが絵を見ることは大好き。

小幡通

村田みのりの叔父にあたる人物。

画家でありかなり変わった性格というか職人気質というか。

かなりの人気を博した漫画のキャラクターにみのりを使いっている。

その後はイラストレーターとして企業広告などの絵をかいたりもしているようだ。

 

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感想

一番の感想としては、鎌倉の雰囲気をよく出せている作品だと思いました。

鎌倉が大好きな僕にとって、非常に雰囲気が入り込みやすい作品となっていました。

長谷駅周辺の景色や、湘南の海の情景の表現がうまくされていて本を読み終わってもしばらく作品の風景が頭を離れない作品となっていました。

また、非常に等身大の高校生を描いた作品であるために、イメージもしやすくなっています。

話が妙にリアルなため、現実と作品の世界の区別がつかなくなるほど作品の世界に入り込める作品となっています。

悟とみのりのリアルな恋心。

ほかの作品と全く違うのは登場人物たちの表情がよく描かれている部分が多いというところですかね。

読んでいてその表情をまねしてしまうようなことがすごく多かったです笑

恋愛小説ファンとして絶対に外せない作品でした。

感動できるラストとなっています。皆さんもぜひ読んでみてください。

以上、ぽんさんでした。

 

 

 

 

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本当に平凡な人の読書感想や旅行のおすすめポイントなどをまとめたブログです。たまに語りだしたりしちゃいます。ちなみによく聞かれますがこのブログの読み方は「ぽらいふん」です。